皆川明 | 12.5 cm x 19.4 cm x 2 cm | 400ページ |

ミナ ペルホネンのウェブサイトで週に一度だけ更新されている人気ページ ---「Letter」。
２０１１年の８月から始まって、まもなく９年目となります。
皆川さんが「顔の見えないお客さま」に宛てた言葉は、手紙のようであり、詩のようであり、皆川さんの呟きのようでもある。
本書は、兵庫県立美術館での「つづく」展を機に、これまでに書かれたものをまとめて刊行されたものです。

装幀を担当されたのは、サイトヲヒデユキさん。ミナ ペルホネンの印刷物を手がけ、昨年、ニューヨークの老舗リツォーリが刊行したミナの本のアートディレクションを担当されました。
現在の出版界ではほとんど見られなくなった「クロス装、箔押し、天金、角丸、スピン（栞紐）つき」という細かい部分までこだわった装幀。
まるで刺繍やベルベットなど、コストを惜しまずにつくる、ミナ ペルホネンの服のような本です。