前田真三 写真 前田景 編集・装丁 | 22.0cm × 29.0cm x 1.6cm| 136ページ |
エジプト塩のロゴやデザインをはじめ、様々な書籍やプロダクトのアートワーク、写真で活躍されている前田景さんは、現在、夫人のたかはしよしこさん、お子様の季乃さんと一緒に北海道の美瑛町に移住されています。
その前田景さんが、移住のきっかけとなった祖父・前田真三さんの写真を集め、作られた写真集
【HILL TO HILL SHINZO MAEDA PHOTO BOOK】
が、届きました。
前田真三さんの過去作の復刻ではなく、前田晃さんが引き継ぐ「丹渓」に残される膨大な写真の中から新たに1冊の写真集を作る大変な作業と景さんのアートワークに彩られた今作。
親子三代の重みも感じじられながら、現代の陰鬱感を吹き飛ばす雄大な美瑛の風景と今作るならなデザインで、気持ちが軽やかになる大好きな作品集になりました。
いろいろ方々の感じ方も聞き、話したくなります。
以下 リリースより抜粋
美瑛は生まれも育ちもしていない町ですが、僕の祖父・前田真三と深い縁があります。祖父は1970~90年代を代表する風景写真家で、美瑛の丘の風景を50年前に発見し、一躍日本中に広めました。そして1987年に美瑛に開館した ギャラリー「拓真館」は20万人以上が訪れる一大観光地となりましたが、祖父 が1998年に亡くなってから10年20年と経つうちに、来館者も大幅に減り、存亡の危機に直面しています。そんな拓真館をどうにかするために夫婦で移住を決意しました。その第一歩として、祖父の写真をまずは改めて見てもらおうと写真集を新たに出版することとなりました。
そして、今年の7月には、たかはしよしこのレストランが拓真館のすぐそばの白樺の林の中にできる予定です。祖父が昔使っていた小さな小屋をリノベー ションして、新たなお店が始まります。
ここ美瑛で、食と、写真と、農業と、自然とが一体となった新たな場所づくり、ものづくりを行い、自然を暮らしに取り入れる楽しさをこれから伝えていければと思います。