企画・構成:いまむられいこ,翻訳・編集:山口敦子(岐阜県現代陶芸美術館 学芸員),デザイン:前田 景 | 22.5cm x 26.2cm x 1.7 cm | 原書複製210ページ+日本語オリジナルページ|
洋書でしか出回ってなかった、1981年の回顧展の図録的な本『TAPIO WIRKKALA』が、40年の時を超え
、翻訳出版されました。
前半は、洋書の時の中身そのままに復刻し、後半に日本語訳が付いているデザイン的にも最高の仕上げとなっています。
箱入りも嬉しいですね
1000冊限定です。
以下 出版社リリースから
フィンランドデザインの巨匠タピオ・ヴィルカラ
そのエッセンスがすべてこの一冊に
『タピオ・ヴィルカラ』は、フィンランドのデザイン界を牽引したデザイナーであるタピオ・ヴィルカラ(1915-1985)が自ら監修した『TAPIO WIRKKALA』を復刻したものです。1981年にロシアで行われた自身の回顧展のためにフィンランド工芸デザイン協会から出版されました。
なぜ、40年前の本を復刻するのか。
それは、ヴィルカラ自身が監修に関わり、生前最期に出版を認めた本だからです。
グラフィックデザインから、ガラス、あらゆる分野の工業デザイン、彫刻、ランドアートまで多彩な領域で膨大な仕事を残しながら、ヴィルカラはみずからの思考や手法についてほとんど語ることはありませんでした。
本書では、ヴィルカラによる創造の宇宙を28のテーマに分け、写真やスケッチなど400点以上ものビジュアルを通して、そのデザインの源流をたどり、精神性に触れることができます。
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北欧デザインの巨匠タピオ・ヴィルカラを日本語で紹介する初めての本。
日本語翻訳および、ユハニ・パッラスマー(原書のデザイン・編集を担当/建築家、ヴィルカラの親友)や島崎信名誉教授(武蔵野美術大学)らのロングインタビューも収録。
*表紙デザイン、決まりました。ケース入りです。
背表紙と裏表紙も含めて見ると、オレンジが効いていてとても素敵です!
◎タピオ・ヴィルカラ プロフィール
1915年フィンランド南部の港町ハンコに生まれ、ヘルシンキで育つ。美術工芸中央学校で彫刻を学び、46年にイッタラ社のガラスデザインコンペで優勝、以後デザインを提供する。50年代はじめミラノ・トリエンナーレにおけるフィンランド会場の展示デザインを手がけ、自らの作品と共にグランプリを受賞。1950年代後半はレイモンド・ローウィ事務所、アールストローム社のデザインオフィスA-studioを経て、1966年にデザイン事務所を設立。フィンエアー社やローゼンタール社など多数の企業にデザインを提供し、世界各国から招かれて個展を開催。プロダクトだけではなく彫刻やグラフィック、建築デザインまで精力的に手がけた。ラップランドにサマーハウスを所有し、そこでのインスピレーションが作品に大きな影響を与えた。1985年没。妻は、セラミック・アーティストのルート・ブリュック(1916 - 1999)。