| 21 x 15 cm | 176ページ | 文:北夙川不可止・黒沢永紀 | 写真:黒沢永紀
昭和20年代(大正末期〜昭和初期)に建設され、かつ現存する建物を中心にまとめられた本書。当店からも近い「神戸税関」や、F.L.ライト、W.M.ヴォーリズ建築、百貨店と、今の私たちにも身近にある建物が、美しい写真と共に紹介されています。
以下、出版社より
建築の百花繚乱の時代といわれる1920年代から
いまに残る東西の名建築をたどる
アール・デコ、スパニッシュ、和洋折衷などの建築様式をはじめ、F.L.ライト、遠藤新などの建築家、病院、学校などの用途別、時計塔、望楼などの構造と、様々なテーマで切り取る。
北夙川不可止(きたしゅくがわ・ふかし)
1964年兵庫県西宮市生まれ。同志社大学神学部中退。歌人(「玲瓏」所属)・コラムニスト。二十代より近代建築と景観の保存活用に取り組み「朝日ジャーナル」等で執筆開始。アート・ディレクターとして古楽コンサート、心斎橋大丸原図展などを手掛け、自らも様々なアーティストとコラボ、インスタレーションを行う。著書に歌集『ぬばたま』(エディション・エフ)、共著に「性の用語集」(講談社現代新書)、「産業遺産の記録」(三才ブックス)など。どこに行っても「伯爵」の渾名で親しまれている。2022年より奈良市の大地主の屋敷『水輪書屋』に移住予定。
黒沢永紀(くろさわ・ひさき)
1961年東京都新宿区生まれ。早稲田大学文学部卒業。著述家・音楽家・軍艦島伝道師・音楽家・映像制作ユニットオープロジェクト所属
音楽家として社会人デビュー。2000年頃から軍艦島を取材し、その成果を多数の著作で発表する。オープロジェクトでは廃線や廃道などの産業遺産を映像作品化。街を景観や歴史とともに社会学的な視点で語るのを得意とする。著書『東京時層探検』 (書肆侃侃房)、『軍艦島全景』(三才ブックス)、『軍艦島入門』(実業之日本社)、『軍艦島 奇跡の海上都市完全一周』 (宝島社)、DVD『軍艦島』三部作や『廃道』三部作 (いずれも日活)など多数。