| 13.5 x 19 x 1.8 cm | 180ページ |

劇作家・松原俊太郎さんのデビュー作品集。
表題作【山山】は、第63回岸田國士戯曲賞を受賞された作品です。

美しい山の麓で暮らしていたはずの家族が、せずにすめばありがたいことに曝されつつ、ポスト３・１１の愛を紡ぐ！　

労働と愛（チェーホフ）、生と死（ベケット）、表象と紋切型（イェリネク）、そして『バートルビー』（メルヴィル）をモチーフに、かつては美しかった山と汚染物質の山の狭間で暮らす家族たちの新たなレジスタンスを描く──。美しい山の麓で暮らしていたはずの家族が「せずにすめばありがたいこと」に曝されてゆく。表題作ほか２篇が収録。