| 18.5 x 25.5 x 1.9 cm | 208ページ | 著・三澤 遥 | 2026年5月8日刊行 |
第25回亀倉雄策賞受賞記念として2023年にクリエイションギャラリーG8にて開催された個展、「Just by | だけ しか たった」。
展示空間で立ち上がった思考を、紙上で再編集した作品集です。
ただ切るだけで。ただ折るだけで。
ただ塗るだけで。ただ止めるだけで。
ただ座るだけで。ただ置くだけで。ただ押すだけで。
そんな些細な行為しかしていないのに、
ものごとの見え方ががらりと変わることがある。
それはデザインや作品というよりも、
その少し手前にある、まだ固まりきっていない、
ふにゃふにゃとした思考の集積のようなもの。
三澤 遥/Haruka Misawa
デザイナー。日本デザインセンター三澤デザイン研究室 室長。武蔵野美術大学 准教授。同大学卒業後、デザインオフィスnendoを経て、2009年より原研哉主宰の日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。2014年より三澤デザイン研究室として独自の活動を開始。
ものごとの奥に潜む原理を観察して微細な変化や揺らぎを見つけ出し、まだ言葉になっていない可能性をすくい上げ、実験的なアプローチによって視覚化する研究・制作を行う。ミクロな世界にある広大さと、マクロな世界にある細部。簡潔なものにある複雑さと、複雑なものにある簡潔さ。虫の目線と鳥の目線。一瞬と100年後。異なる視点や時間感覚を行き来しながら創作の純度を高め、世界の人々との共通言語としてかたちにすることに取り組んでいる。



